時間軸の導入と三次元化モデル
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なおこの「物量基準型」人生モデルには、派生的モデルがある。それは時間軸を追加した三次元モデルである。
これは三軸評価により更に層別分類を精密化したものである。前掲図をご覧いただきたい。
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これまで述べて来た二次元化モデルに対して、図の通り達成までの所要時間軸を追加したものである。
この達成速度は所要時間の逆数とも言える。もちろん、この達成速度は速ければ速いほどよいのだ。
時間値の標記方法
【例①】 時間量で相対標記: 今から○年で、毎日○分づつで、
【例②】 期限値で絶対表記: ○○歳までに、三十代のうちに
【例③】 属性値で期限表記: 独身のうちに、管理職になる前に、等々
競争要素の追加
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前述の二次元モデルでは、物量値と満足度の二軸とも最大化された位置が「勝ち組」として評価された。
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だが時間軸を追加したこの三次元モデルでは、その位置に到達するまでの速度も競争要素として追加される。
ここでは細かい図示は省略するが、同じ「勝ち組」に達するにしても、できるだけ速く、若いうちに、短い所要時間で手早く達成できた方が「勝ち」なのである。
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つまり「勝ち組」の中にも競争があるのだ。「勝ち組」の中も、時間軸によって更に「勝ち組」と「負け組」に分かれるのだ。
況や、これは二次元モデルで「勝ち組」になれなかった人たちについても同様に言えることだ。
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物量値と満足度だけではない。「勝ち組」や「負け組」などの層別分類は、時間軸によっても更に精緻に仕分けされていくのだ。